(2002/03/13)アメリカでの受験方法のページを作りました。よろしければご参考になさってください。
(2002/03/09)WebLogic Developer's 6.0試験に合格しました。この試験は3B試験のため、beaからもLevel 3認定を受けられたことになります。勤務先の異動で利用するAppサーバがWebSphereからWebLogicに変わったのですが、どちらも最上位の認定を受けられて嬉しいです^^v なお、この試験はアメリカで受験しました。近々アメリカでの受験方法についてまとめてみたいと思っています。
(2002/03/04)Enterprise Connectivity (with J2EE)試験が日本語化されたとIBMのサイトに発表されていました。これで日本語のみでEnterprise Developerまで取得する環境が整ったことになります。普及に弾みがついて欲しいな〜。
(2002/02/28)IBM FORUM 2002に行ってきたら、WAS V4関連の書籍の紹介が出ていましたので488試験の参考文献のところに追加しました。WebSphere Studio Application Developer(WSAD)って、VAJ4.0の次バージョンという位置付けだったんですね。知らなかった…。
(2002/02/22)WebSphere Application Server, Advanced Single Server Edition for Multiplatforms, V4(な、長い…)に合格しました。これでめでたくLevel 3です。この試験も二度目のチャレンジになったのですが、その分勉強もきちんとできたので良しとしましょう。あとは、普及活動をしてjCertの知名度を高めるのみです:-)
(2002/01/22)Enterprise Connectivity (with J2EE)に合格しました。先週WAS4.0試験に落ちまして、とりあえずこちらに方向転換したのが成功でした。他のL3試験を見ても、Enterprise Connectivityの内容を理解した上でベンダ独自の実装・拡張を問うものになっていますので、この順番で受験したほうが良いと思います。とりあえず、これでLevel 3 にリーチ!
(2002/01/08)Object-Oriented Analysis and Design with UMLに合格しました。実は、先月の18日にも一度受験して失敗しています。ベンダ試験受験ではOracle Platinum 7以来久しぶりに土が付きました。ともあれ、これで Level 2 認定(Certified Solution Developer)ということになります。
(2001/12/03)このテーマでの本丸である Sun Certified Programmer for Java 2 Platformに合格しました。これで jCert Level 1 ということになります。数年前のままイメージが止まっていたため「準備しにくい試験」とずっと思っていたのですが、受験専門の参考書も3冊ほど出ているようだし、合格点も下がったので、受験を考えていた人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか(後は受験料がなぁ…)。
(2001/11/28)前からず〜っと受けようと思っていたJava系のベンダ試験ですが、ようやく手を付ける気になり、WebSphereの試験を受けてきました。果たしてjCertレベル3まで到達できるかな? なお、今の時点ではjCertに認定されているわけではありません。看板に偽りありです:-p
jCertとは、Javaを担ぐベンダが集まって作った、Java技術者の認定プログラムです。ご承知の通り、Javaはそれ自体では仕様であり、特定の開発ツールやサーバとは結びついていません。しかしながら、実際の活用の現場ではそれら独自製品に依存した知識が必要になることもまた確かです。Javaのメリットであるマルチベンダと実際に役立つ技術の認定という矛盾する問題を解決するため、共通テストと認定フレームワークを組み合わせたものがjCert(のよう)です。
jCertは、次の3つのレベルの認定を提供します。上位レベルの取得には下位レベルの取得が前提となります。
これらは相互乗り入れしているので、例えばレベル2をOracle JDeveloperで取得し、レベル3をBEA WebLogicで取得するなんて事も可能です。
もちろん、私はIBM製品で受験です:-) VAJではなく、WASでチャレンジすることにしました。ちなみに、レベル2のIBMの認定名は「IBM WebSphereアプリケーション・サーバー 認定ソリューション・デベロッパー」になります。
制限時間75分、全55問、合格点 50点のところ、68点で合格でした。明細は以下の通りです。
セクション名 | テスト配分 | 点数 |
---|---|---|
アプリケーション・デザイン | 13% | 62% |
開発管理 | 36% | 75% |
プレゼンテーション開発 | 13% | 62% |
配置と配備 | 28% | 78% |
トラブル・シューティング | 10% | 40% |
jCertというこのページのテーマとは外れますが、この試験の合格で IBM WebSphereアプリケーション・サーバー認定スペシャリストに認定されます。
私は業務でWAS2.03を使っているのでこの試験を選んだのですが、実際には全く違った製品になっていたのでかなり焦りました。利用した教材は以下のようなものです。
本番の試験では、日本語になっていない選択肢が多く、悲しい思いをしました。マイナー試験を多数受験している私ですが、こういった試験問題に出会うと「ベンダはこの科目には期待してないのかな・・・」とやるせない思いに囚われます。ぜひとも改善を望みたいですね。
制限時間90分、全59問、合格点 61点のところ、83点で合格でした。明細は以下の通りです。
セクション名 | 点数 |
---|---|
宣言及びアクセス制御 | 87% |
フロー制御および例外処理 | 42% |
ガベージコレクション | 100% |
言語の基礎 | 100% |
演算子及び代入 | 85% |
オーバーロード、オーバーライド、実行時の型、およびオブジェクト指向 | 100% |
スレッド | 100% |
java.awtパッケージ | 100% |
java.langパッケージ | 0% |
java.utilパッケージ | 50% |
java.ioパッケージ | 80% |
私は言語系の試験は MCSD のために幾つか受けたことがあるのですが、それらに比べると本当に利用する機能が出題されていることにとても好感を持ちました。awtについてはともかく、それ以外のセクションはまともにJavaで開発をしていれば絶対に利用するものばかりです。
それでは、実務経験があれば楽々合格するか、というと必ずしもそうでは無さそうで、問題の出し方がとてもひねっています。例えば、「演算子オーバーライドの規則」を問う問題だと思って解答すると、実は「クラスの可視性」が解答の鍵だったり、というような設問が非常に多く含まれています。試験時間中にこれらに気づいて適切な解答をするためには、参考問題集に当たって問題の癖になれておいたほうが良いでしょう。
私が今回利用した教材は以下のようなものです。
1年前と比べ、受験資料も揃い、合格点も10点下がったため、「受けにくい試験」という面は随分軽減されたと思います(後は面倒な申し込みと高い受験料だな…)。Javaを使っておられる方は力試しに受けて見られてはいかがでしょうか?
制限時間120分、全55問、合格点 69点のところ、一回目は65点で不合格、二回目は87点で合格でした。明細は以下の通りです。
セクション名 | テスト配分 | 点数(一回目) | 点数(二回目) |
---|---|---|---|
Development Process | 12% | 71% | 85% |
Requirements Modeling | 18% | 62% | 87% |
Architecture | 12% | 85% | 100% |
Static Modeling | 22% | 61% | 84% |
Dynamic Modeling | 24% | 61% | 84% |
Design and Implementation Techniques | 12% | 57% | 85% |
この試験については言いたいことがあります。セクション名が英語になっている事から気づかれた方もいると思いますが、私は今回英語で受験しました。ですが、この試験には日本語版があり、私も一回目は日本語で受験しています。ですが、訳が余りにも拙劣で、全く題意を取れない設問が多かったため、二度目は英語での受験をせざるを得なかったのです。私は訳の悪い試験には何度か当たったことがあるのですが、今回は要件定義部分が試験範囲であり普通の文章を読んで解答することになるため、ちょっと手のつけようがありませんでした。実際、英語で受験して日本語版と同じ問題があり、「あ、こういうことを聞いていたのか」というものがいくつもあります。この試験を考えている皆さんには、残念ながら英語での受験を強くお勧めします。
もっとも、悪訳だけなら私もここまでは書きません。許しがたいのは、設問が日本語になっているのに、「Exhibit」で表示される資料が英語のままであることです。この試験では設問と資料の単語をつき合わせます。資料も日本語になっていないとその突合せ作業ができません。これは明らかな欠陥です。
気を取り直して勉強方法を書きます。まず、問題のタイプが多くのベンダ試験のような機能の確認タイプではないため、勉強方法に戸惑いました。WASのところでも書いた模擬試験サイトが、どのような出題がされるかの唯一の手がかりとなるのですが、ここは採点はしてくれますが正答を教えてはくれません。初めは題意をつかむことすら難しく、なにか直接的な解答になるものをあちこち探しました。が、結局は近道はなく、普通の技術書を読んで知識を得ることで少しずつ点数が上がっていきました。どちらかというと情報処理試験の勉強に近かったような気がします。なお、受験で使った書籍をUML参考書籍ガイドにまとめました。有名な本ばかりですが、受験を離れても役に立つものばかりだと思います。
制限時間90分、全58問、合格点 60点のところ、79点で合格でした。明細は以下の通りです。なお、この試験は日本語化のスケジュールが決まっていなかったなので英語で受験しました(2002/03/04より日本語化されています)。
セクション名 | テスト配分 | 点数 |
---|---|---|
Java 2 Enterprise Edition (J2EE) Architecture | 16% | 77% |
Web Component Development | 17% | 60% |
Enterprise JavaBean (EJB) Development | 28% | 75% |
Client Development | 10% | 100% |
Connectivity Services | 19% | 90% |
Assembly and Deployment | 10% | 83% |
この試験も素直な出題で好感が持てました。試験範囲としては、J2EEの概要とJDBC2.0のデータソース・プーリング周りが少し出るほかは、実質的にはほとんどがEJBと言って良いでしょう。問われる内容は、4種類のEJBの内容と特徴、EJBのライフサイクルとコールバックメソッド、トランザクション管理、デプロイメント、と、きちんとEJBを利用しようとすると必要となるものばかりです。あ、試験問題が準拠しているのはEJB1.1のようです。EJB1.0をお使いの方(どれくらいいるのか?)は注意してください。
これもまたどのような問題が出るのかという手がかりは模擬試験サイトにしかありません。しかも、この試験では問題セットが一つしか無いようで,何度アクセスしても同じ問題が出てくる…。それ以外に利用した教材は以下のようなものです。
英語の試験ですが、UML/OOADよりは楽です(相手にするのが技術用語のため)。もしLevel 2まで認定されて「英語だから…」と思ってLevel 3に進むことをためらっていらっしゃる方がいるなら、思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょう。
制限時間90分、全53問、合格点 63点のところ、一回目は61点で不合格、二回目に75点で合格でした。明細は以下の通りです。
セクション名 | テスト配分 | 点数 (一回目) | 点数 (二回目) |
---|---|---|---|
再利用可能なエンタープライズ・コンポーネントのデザインと開発 | 15% | 62% | 87% |
IBM WebSphere固有の機能を含むJavaServerPages(JSPs)とServletsに対するWebコンポーネントのデザインと開発 | 19% | 60% | 90% |
エンタープライズ・コンポーネントをアクセスするクライアントの開発 | 8% | 50% | 50% |
WebSphere Application Serverにおけるデータベース接続、コネクションプーリングに対する理解 | 4% | 100% | 100% |
EJBトランザクションの問題への対処 | 11% | 83% | 83% |
IBM VisualAge for Java, Enterprise Edition, V4.0によるJE22コンポーネントの開発 | 15% | 62% | 62% |
IBM WebSphere Application Serverにおけるエンタープライズ・アプリケーションのアセンブルと配置 | 13% | 57% | 71% |
IBM WebSphereツールを使用した、セキュリティー、パフォーマンス、コネクション・プール、セッション管理などのアプリケーション・サーバ側面の確認。 | 15% | 37% | 62% |
まず、この試験を406のバージョンアップ試験と考えると間違います。EJBの実践的な知識も突っ込んで問われますし、VAJについてもVAJの中の設定まで(!)聞いてくるほど細かい知識が要求されます。私が今まで受けたIBMの試験の中でいちばん難しいです。ですが、それぞれの問題は良くできていて、実力が出るのだろうなぁ、と感じました。
私が今回利用した教材は以下のようなものです。
制限時間120分、全60問、合格点 72点のところ、85点で合格でした。明細は以下の通りです。なお、この試験は英語で受験しました(日本語版は存在します)。
セクション名 | 点数 |
---|---|
Design and build reusable enterprise components | 78% |
Design and build web components for JSPs and servlets including vendor-specific features | 88% |
Develop clients that access enterprise components | 75% |
Demonstrate database connectivity and connection pooling | 75% |
Handle issues facing transactional systems | 100% |
Configure, package and deploy EJBs, servlets, JSPs, and Enterprise Applications | 87% |
Use vendor-specific tools to validate, monitor, and manage servers | 100% |
Configure server for clustering, load-balancing, and fail-over capabilities | 80% |
WAS40AEsと比べ試験の内容的にはそれほど難しくはないのですがその分合格点が高いため、合格水準がどうなるかは微妙なところでしょう。この試験については全くと言ってよいほど情報が無かったのでさすがに受験を躊躇していたのですが、下記の模擬試験サイトを見つけたため、受験を思い切りました。模擬試験サイトの問題をとりあえず全部控えておき、それをオンラインマニュアルでしらみつぶしに調べていくと言う、ある意味王道の対策を取ったと思います。出題された試験問題は「まんまぁ」という訳では決して無かったのですが、調査をきちんと行っていたために対応することができました。
私が今回利用した教材は以下のようなものです。
受験料が高いこともあり(日本で受験すると31,000円)、WebLogicを扱うSIerがSEを研修に行かせた上で取得させる資格という印象が強いです。ちなみに英語サイトのほうには、登録SIerのみが閲覧できる模擬試験ページがあり、それを見つけたときにはちょっと悲しかった…。ただ、上記のアプローチを取れば、自学自習でも決して手の出ない資格ではありません。この試験単体で WebLobic Certified Developerという認定が受けられますので、WebLogicをメインに使ってらっしゃる方は受験を考えてみてはいかがでしょうか。
IBM認定試験の分に付いては別のページを見てください。